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俺が思い描いていたのは
もっとロマンチックなモンだった。
■■■ファースト・ナイト■■■
俺の思い描いていた初夜とは。
物凄くロマンチックなムードの中、
シルクのシーツの海に二人で横たわって
手とか恋人つなぎしちゃったりして
キスを沢山して
繋がった瞬間には相手が涙零したりして。
そういうのだった。
でも現実はそんなに甘くも無い。
「いっでぇえぇぇぇぇぇぇっ!!!」
この声。
皆さんにも届いていますか?
コレが愛する人の喘ぎ声。
んなわけあるかーーーーー!!!!(涙)
「ちょっとは我慢してよお兄ぃ!!」
「無理だっつーの馬鹿!」
「我慢してくれなきゃ入らないじゃん!!」
「入れるな(怒)」
「今更無理云うなー!!」
俺とお兄ぃはちょっと前から付き合ってて、
キスしたりとかはしょっちゅうだったけど
最後までってのは全然無くて、今さっきやっとその瞬間を迎えた。
最後の最後まで自分が入れる方になると聞かなかったお兄ぃを
説得して受ける側に回って貰った。
最初は機嫌悪かったけど、それもご機嫌取ってココまでコトを進めてきたんだ。
そしてよーやく、繋がれるぞーって時。
十分に馴らしてるハズなのに、お兄ぃは痛い痛いと云う。
ちょっと腰進めたらケリが飛んでくる。
イイ声出してくれるんだと思ったら、罵声が飛んでくる。
ちょっとは我慢してよ!
「我慢してよお兄ぃ!入らなきゃ意味ないじゃん!」
「お前が受けろ。抜け!!」
「無理云わないでよ!俺だってもう今更抜けないって!」
「無理じゃない。進める方が無理だ!痛い!!」
「馴らしてるから平気だってば」
「平気じゃねぇから云ってんだこの馬!!」
「だーから馬って云うなー!!!!!」
駄目だ。
全然話が進まない。
あー云えばこー云う状態。
でも事実俺だってこのまま中途半端にほっとかれるのは正直辛い。
悪いけど俺は気持ちイイんだもん(汗)
「ゆっくりするから!」
「嫌」
「優しくするってば!!」
「無理」
「・・・・・・じゃあもういい。ゆっくりも優しくもしてやらねぇからな!」
「ぅえっ!?おっおいコーっ・・・」
「文句云っても聞かないっ!」
「イッ!!!いでえぇぇええっ!!辞めろっ馬鹿ーーーー!!!」
ゆっくりするかと云っても聞かないし、優しくするかと云っても嫌がるし。
俺は抜くつもりなんて無いから、いっその事無理矢理突っ込んでやれと思って
お兄ぃの声は無視して腰を抱きかかえた。
お兄ぃの腰を掴んで一気に根元まで突っ込む。
途端に、お兄ぃの罵声が部屋中を埋め尽くす。
バタバタ暴れるし。
「あー入った」
「入ったじゃねぇよ馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿馬鹿っ!!!!」
「だってこうでもしないとお兄ぃラチあかないんだもん」
「だからって無理に突っ込む奴があるか!!ッ!勝手に動くなぁっ!!」
「だって俺だって辛いもん。勝手に動くよ?」
「あッ!やめっ・・・ろってばー!」
「何だよ気持ちくねぇの?」
「よっ・・・くねぇよ馬鹿ッ!!・・・ぁっ!・・・」
俺がゆっくり腰を動かす度に、お兄ぃの身体が反応する。
声も詰まり詰まりだし・・・顔赤いし。
「どうなの?まだ痛い?」
「痛いに決まって・・・ッ・・・あっ」
「気持ちイイんでしょ?」
「違ッ・・・ぅんん・・・んぁ」
「可愛いお兄ぃ」
「可愛いって云うな!・・・あっ!んぅっ・・・」
「感じてるんでしょ??」
「違うッ!!」
「だって勃ってるじゃん」
「ぅあ!」
口では感じてないなんて云うけど
しっかりお兄ぃのモノは勃ち始めていて
俺はそれを指でピンとはじいて見せた。
「気持ちイイ?」
「っぅんっ・・・あッ・・・いぁっ」
「もっとヨくしたげるね」
そして半勃ちのモノを手で扱き始める。
すぐに硬度を増して、先走りが見える。
「こッ・・・コタ・・ぅ・・・」
「声我慢しなくていいよ?俺しか居ないんだから」
「お前ッに・・・聞かれたくねぇんだって・・・ッ」
「俺は聞きたいの。もっと声聞かせて?」
「んあッ!やっ・・・ぁっ!」
「自分でも腰振ってんじゃんお兄ぃ」
なんだろなー
何かお兄ぃをいぢめるのが楽しくなってきた(コラ)
初夜なのに!
「ちょッ・・・、もちょっと・・ゆっくりッ」
「我慢出来ないんだもん。お兄ぃん中スゲェ気持ちイイ・・・」
「んぁッ、ンッ、」
「イキそう?」
「ッふ・・・も・・・出るッ・・・」
「いいよ。先にイッて・・・」
俺の腕を掴むお兄ぃの手に力が籠もったのを確認して
更に激しく突き上げ、扱く手に力を込めた。
お兄ぃは華奢なその身体を反らせて、俺の手の中で果てた。
「ッあ・・・はッ・・・」
「・・・・気持ちよかった?」
「良くなッい・・・」
「強情・・・・」
「ぁンッ」
「俺まだイッてないから付き合ってね」
「ちょッ!待ってッッ!」
「待たない」
ちゃーんとイッてるクセに気持ちよくないとか云うもんだから
もう少しいじめてやろうかと。
まだ息も整わないお兄ぃの身体を抱き上げ
自分の上に乗せた。
勿論俺は下。
騎乗位って奴。
「いー眺め」
「おまッ!馬鹿馬鹿馬鹿!!!俺は上なんて嫌だ!!」
「もう遅い」
「んんッ」
「上もまたイイもんだって」
文句を云いだしたら止まらないので
文句を云わせないように、腰を突き上げてやった。
お兄ぃは自分の中を下から突き上げられる感覚に
ヘナリと身体をくねらせて、俺の胸の上に頬を寄せてきた。
「ッ・・・・無理だって・・・座ってられるかッ」
「大丈夫だって。絶対気持ちいいから。ほら座って」
嫌がるお兄ぃの身体を起こして、自分の上に乗せ直す。
手は俺の腹の上に付かせた。
「自分で腰振って。俺も手伝うから」
「無茶云うな」
「無理じゃないって。ほらっ」
「ッあ!・・・急に動くなよッ」
「俺だって辛いの。早く」
「ムカツクお前・・・」
文句を云いながらも、お兄ぃはゆっくり腰を動かし始める。
その動きはたどたどしく、物凄いじれったい。
申し訳程度にしか動かないお兄ぃの腰を掴んで手伝ってやると、
首を横に振った。
「無理ッ・・・無理だってぇ」
「出来るって大丈夫」
「大丈夫じゃないッ!!!」
「・・・・もー。判った。俺が動くよ」
何とか頑張って欲しかったんだけど・・・
まぁ初夜だしね?
今夜ぐらいは俺が折れよう。
次からは頑張って貰いたい!(希望)
んなワケで、いい加減俺も辛い状況になってきたので
お兄ぃの腰を掴み激しく突き上げた。
さっき吐き出したとこの、お兄ぃのソレもまた先走りを見せ初めて
また感度がお兄ぃを襲う。
「ンッ・・・はッ・・・お兄ぃ・・?」
「あッ・・・・・・んッ・・」
「大好き・・」
「俺はッ・・・嫌いだ」
「ははッ・・・・・・云うと思った」
「焦らすなよ・・・もッ・・・」
「判ってる・・・・」
好きだと云ったら嫌いだと云われた。
それがお兄ぃなりの愛情表現だってのも知ってる。
天邪鬼だけどそんなお兄ぃが大好きだ。
それから二人で同時に果てて、お兄ぃはくたりと俺の上に身体を預けてくる。
髪の毛がこしょこしょ顔に当たってくすぐったかった。
「お兄ぃ・・・?」
「ん・・」
「痛くない?平気?」
「痛い。平気じゃないっ」
「・・・・・云うと思ったけどね。俺が全部責任取るから。御免ね?」
「謝るな馬鹿」
そう云うとお兄ぃから軽くキス。
「同罪だろ。こんなの」
「・・・・・お兄ぃ」
「疲れた」
「ん。寝よっか」
「あー・・風呂入る!」
「あぁそっかベタベタするもんね。行っといでよ」
「抜いて」
「え?あっあぁ!御免御免っ」
お兄ぃからのキスにちょっと放心状態入って
まだ繋がったままだったの忘れてた。
お兄ぃの腰を抱いてゆっくり抜くと、小さく喘ぎ声を出した。
「洗ってくる」
「うん。中までちゃんと洗うんだよー?」
「ウッサイお前ッ!!!」
ベットから降りタオルを巻いて走って行くお兄ぃにそう声を掛ける。
恥ずかしいのかなんなのか、耳まで真っ赤だ。
「ちゃんと中まで洗えんのかな・・・」
何分初めてだったしなぁ・・・・。
「手伝ってあげようかな」
手伝ってその気にさせて・・・・。
「もうワンラウンドしちゃうかな」
それから俺もお兄ぃの居る風呂に駆け込んだ。
勿論風呂でもワンラウンドしたのは云うまでもなくて
結局また洗わなきゃいけなくて、お兄ぃに相当どやされた。
それはまた別のお話。
■一言■
なんでしょうコレ(苦笑)
本当ただのエロで申し訳ないです。痛がるお兄ぃちゃんとお兄ぃちゃん大好きな
弟君を書きたかったんですが、またもや撃沈。
ちなみにコレはお風呂編もあります!
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