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「お前バカだろ?」
■■■一時停止■■■
「お前このポージング絶対オカシイって!!」
「オカシイって言うなー!!!」(涙)
今日はお兄ぃの家で、何故か突然PVの鑑賞会。
コトの始まりは、お兄ぃがタケオくんからDVDを借りてきたところから始まった。
お兄ぃ自分でDVD持ってるくせに、何故か開けない…。
綺麗に密封されたままキチンとローボードの引き出しに収まっている。
何で、開けてみないの?
って聞いたら
「キズがつくから」って。
いやいやいや(笑)
そんなキズって言ったって本当ちっっっっこいのじゃん。
神経質だなぁお兄ぃは…
ちゃんとDVDを最初から最後まで目を通すのは
久し振りというわけで、わざわざタケオくんに借りて鑑賞会を始めたのである。
俺はお兄ぃに「俺んち来るか?」と誘われて
てっっっっきりラヴラヴ出来るんだと思ってたのに
実際家についてみたら、普通に
「さっDVD見るから繋いで」
なんて。俺は雑用係りに呼ばれたようです。
ひでーやお兄ぃ(涙)
でも結局はお兄ぃの言うこと聞いて、しっかりDVDを繋げてしまった俺。
だってさー…お兄ぃの言うことだしさ…(もごもご言い訳)
そんなこんなで始まったDVD鑑賞会。
始めに流れだしたのは、ハルカ…のPV。
あーこの頃のお兄ぃぷにぷにだったなぁ…。
肌もこう…ぷにっぷにで弾力があったというか…
今でも十分ほっぺたとかぷにぷにだけど、この頃のお兄ぃの肌は
もっとぷにぷにだったよなぁ…
なんて一人で思い出にふけっていると、お兄ぃと目があった。
「・・えっ何?」
「・・・・・お前何考えてんの?鼻の下伸びてる」
「えっ!?うぇっ!?」
「やーらしいコータ。何考えてんのお前ーっ」
「べべべべべべべっ別に何も考えてないよっ!!!」
「俺の体のことでも考えてたんじゃねぇのかよ。スケベっ」
うぁ。
見事にバレバレ…
さすがお兄ぃというかなんというか…。
いっぱいいっぱいになってしまった俺も俺だけどさ(笑)
「だって・・・お兄ぃぷにぷにだし・・・」
「あぁん?ダレがぷにぷにだって??」
「いや・・・なんでもないです」
「変なヤツ」
そういってお兄ぃは口の傍だけで笑ってみせる。
「しょうがねぇなぁ」っていうような顔で。
あーこの顔も好きだなー
そのあとしばらく、俺たちはPVを眺めた。
お兄ぃは真剣にみてるみたいけど…
俺の視線は常にお兄ぃの方に向いてて…
PVどころじゃなかった。
「なぁコータ。お茶入れてー」
「えっ!あっうん!」
そういわれて我に返り慌ててお茶を汲みに行く。
「はいっ。お茶」
「さんきゅー」
コップを手渡した時に、指と指が軽く触れた。
「ね・・ねぇお兄ぃ??」
「あー?」
「な・・なんで俺呼んだの?DVD見るなら一人でもよかったんじゃ・・・・」
「あー別に・・なんとなく」
さようですか(苦笑)
「お前と見たかったからv」とかちょっと可愛い返事を期待した俺がバカでした。
お兄ぃからそんな言葉が返ってくるわけないんだよねー・・・
「・・・・はぁ・・・」
「?何今の溜息」
「えっ!?あっいやなんでもない!!」
しまったー・・
普通に溜息出しちゃった(汗)
とりあえず、この場から離れようとソファーへ逃げた。
「・・・・・じとー・・・」
ううっ・・・お兄ぃがめちゃめちゃ怪しんでこっち見てるよー(汗)
「なぁ。お前さっき俺の体がぷにぷにだとかどうとか言ってたよなぁ?」
「あっえっいやっうん・・まぁ・・・」(汗だらだら)
「俺のドコみてぷにぷにだって言ってんだ?」
「どどどどどっっどこって!い・・・われましても・・・」
PVを一時停止させたお兄ぃは、ゆっくり俺に歩み寄る。
その顔は何かをたくらんでいるようで・・・
「なぁ。俺のドコを見てぷにぷにだなんて言ったんだ?」
ぎしっ
ゆっくりとこっちに歩み寄りソファーに腰を下ろす。
もちろん目は俺から離さないで・・・
「お兄様のドーコーを見て!言ったんだか言ってみろ」
「ひたいひたいーーーー!!!!」(痛い痛い)
お兄ぃはぷにっと俺の頬をつねりそのまま横にひっぱる。
容赦なく。
いたいってばーーーー!!!
離して離してー!!!
「言えっ!!今すぐに!!」
「わはりまひたっ!!だはら離して!!」(わかりました、だから離して)
いたたたた・・・
お兄ぃ容赦ないんだもん(涙)
つねられた頬を撫でながら、お兄様の命令に従わずにはいられなくなった俺は
正直に話す。
「いやだからさ・・・ほっぺたとか・・・肌とかさ・・・ぷにぷにじゃない?」
「ああ。」
「PV見てて今よりもぷにぷにだなー・・・って・・・」
「ほぉ」
「そう・・・思っただけ・・・デス」
「ほほー・・・お前はお兄様の肌がぷにぷにだと・・・そう思ったんだな?」
「え・・・えぇまぁ・・・」
「・・・・・お前はお兄様の肌を見ただけで!!鼻の下伸ばしてヤーラシイこと考えてたんだな!?」
はいいっ!??!?
何でそこに繋がるんですか!?!??!
肌見てぷにぷにだと思ったことと、鼻の下伸ばしてたこととどう繋がるんです!?!
「えっ!?ちっ違うって!!」
「違うくない!!!」
どんっっ
いや違うくないって(笑)
お兄ぃはぶんぶんっと首を振り思いっきり否定したあと、俺をどかっと押し倒し上にまたがった。
「おおおおおっお兄ぃ!?」
「伸ばしてた鼻はコレか?あぁん?」
「いでででででででっっ!!」
上にまたがりすっかりベストポジションを確保したお兄ぃは、鼻につけていたピアスをぐりぐりと
指でつっつく。
「なーーーんで鼻の下伸びる必要があるんだ!言ってみろ!!」
「必要ありませんっありませんから押さえないでってばーっっ!!」(涙)
「お前ーっこのエロっエロコータっっ!!」
「痛い痛い痛い痛いっっっ!!!」
この部屋には俺の悲痛な叫び声と、お兄ぃの楽しそうな声しか聞こえてこない。
ほっぺた引っ張ってみたり、鼻ピ押してみたり、今度は頭叩いてみたり・・・
何がしたいの!?
「あーーーっ!!もう!!俺は!お兄ぃが好きだから見てて鼻の下伸びたって構わないだろ!?」
あ。
言っちゃった・・・・。
ついイキオイでそう激白してしまった俺。
お兄ぃはというと見事に俺の上で動きを止めて固まっている。そりゃそうだ(笑)
と思ったら・・・・
「お前バカだろ?」
「バカで流すなー!!!!!」(涙)
俺のイキオイ余った発言に、お兄ぃは「何言ってんだお前」っていうような呆れ顔でサラリと流す。
ヒデーやお兄ぃ(涙)
いいんだけどさ別にバカでも。
お兄ぃの事好きだし?
けどさー…
俺が真剣(?)に告白してんのに、バカの一言で流すことないよね?
なんだよー・・・ぶつぶつ・・・
「ちゅ」
!
ぼやぼやとそんなことを考えて一人でぶつぶつ言っていたら
頬に柔らかい唇の感触。
と思ったら・・・お兄ぃが「バーカ」って今にも言い出しそうな顔でこっちを見てる。
「ふいうち?」
「ふいを取られるお前が悪い。バーカっ」
ふと思ったんだけど。
お兄ぃ俺のことバカバカって言うけどさ?
俺たち兄弟なわけじゃない?
ってことはー・・・
「俺がバカなら、俺の兄貴のお兄ぃもバカじゃないの?」
一時停止にしたPVが
停止ボタンで止められたのはそれから間もなくだった。
■一言■
なんだこりゃ(笑)
本当弟兄になるとバカっぽいお話になります…くすん。
寧ろ二人でエロは中々かけないっつーか…。書けない事はないんですけど
何か二人には甘いー雰囲気で居てほしいっつーか。うーん精進が必要です。
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